IT業界未経験者の志望動機 例文15選と書き方

IT業界未経験者の志望動機 例文15選と書き方

IT業界への志望動機に書く未経験でも採用される例文が欲しい!

未経験から転職するための志望動機に何を書けばいいか分からない。そんな悩みを抱えていませんか?

そこで今回の記事では

この記事で分かること

  • 採用担当者が必ずチェックする3つのポイント
  • 4ステップで完成する志望動機のテンプレート
  • システムエンジニア、プログラマーなど職種別の例文9選
  • 第二新卒、30代転職など、パターン別の例文6選
  • 未経験者がアピールすべき5つのポイント
  • 避けるべきNG例3選と改善方法
  • 面接でよく聞かれる質問5選と回答例

をご紹介します。

また、例文は、職種別・パターン別に15の例文を用意しました。

さらに、すべての例文は350〜400字で実践的に使える内容です。

ワイラボ編集長
ワイラボテック編集長

執筆者

この記事は、SES(システムエンジニアリングサービス)を展開する「ワイラボテック」担当者が執筆しています。
現場のエンジニアや企業と日々やり取りをしながら、技術者支援・ITソリューションに関わっており、その知見をもとに情報を整理しています。「分かりやすく伝える力」をモットーに、専門的なシステム分野も、現場目線で解説します。

目次

1. IT業界未経験者の志望動機で採用担当者が見る3つのポイント

IT業界未経験者の志望動機で、採用担当者が重視するのは3点です。

それは、「本気度」「ポテンシャル」「継続意欲」の3つです。

経験やスキルがない分、なぜIT業界を選んだのか?入社後にどう活躍できるのかを明確に伝えることで、企業に貢献できる人材なのか、長く働き続けられるのかを見極めています。

ここでは必ずチェックされる3つのポイントを解説します。

①本当にIT業界で働きたいのか?転職理由の本気度

採用担当者が最初に確認するのは、本当にIT業界で働きたいのか?という本気度です。

未経験者の場合、「なんとなくIT業界が良さそう」といった曖昧な理由では評価されません。なぜなら、IT業界は、技術の進化が速く、継続的な学習が必須だからです。

そのため、志望動機では「なぜIT業界なのか」を具体的に説明する必要があります。前職で業務効率化のためにシステムを使った経験から興味を持った、独学でプログラミングを学んで面白さを実感した、などの具体的なきっかけがあると説得力が増します。

【採用担当者が見ているポイント】

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チェック項目評価される内容評価されない内容
IT業界を選んだ理由具体的なきっかけや実体験「将来性がある」など抽象的
職種選択の理由その職種でやりたいことが明確「なんとなく向いていそう」
事前準備の有無独学・資格勉強・ポートフォリオ何も行動していない

②入社後に活躍できるポテンシャルがあるか?

次に、採用担当者が見るのは、入社後のポテンシャルです。

当然ですが、未経験者は、IT業界での実績がありません。そのため、前職での経験やスキルがIT業界でどう活かせるのかを具体的に示す必要があります。

例えば、営業職で顧客の課題をヒアリングして最適な提案をした経験は、システムエンジニアの要件定義に活かせます。事務職でExcelマクロを使って業務効率化した経験は、プログラミングへの適性をアピールできます。

また、現在の学習状況も大きなポイントです。プログラミング言語を独学している、資格取得を目指している、オンラインスクールで学習中などは、アピールする必要があります。

③長期的に働き続ける意欲があるか?

そして、採用担当者が最も懸念する点。それは、すぐに辞めてしまわないか?ということです。

なぜなら企業は、採用に多くのコストをかけています。求人広告費、面接官の時間、入社後の研修費用など、1人を採用するために数十万円から数百万円のコストが発生します。

特に未経験者の場合、入社後の研修期間が長く、即戦力としては期待されていません。企業側は1〜2年かけて育てる前提で採用します。だからこそ、長期的に働き続ける意欲があるかどうか?は、重要な判断基準です。

そのため、志望動機として、入社後のキャリアプランを具体的に示しましょう。例えば、「3年後にはチームリーダーとしてプロジェクトを牽引したい」「5年後には上流工程を担当できるエンジニアになりたい」など、長期的に働く意欲を伝えると説得力が増します。

【長期的な意欲を示すポイント】

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伝えるべき内容具体例NG例
キャリアプラン3年後にチームリーダー「まだ分からない」
企業選びの理由御社の技術力・教育制度に魅力「未経験でも入れるから」
学習意欲資格取得・技術書の読書「入社してから学ぶ」

2. IT業界未経験者の志望動機の書き方と例文|4ステップ

IT業界未経験者の志望動機は、4ステップで組み立てましょう。

なぜなら、その方が説得力が格段に上がるから、です。

なので、いきなり書き始めるのではなく、順を追って要素を整理することが重要です。

志望動機の4ステップ

  • なぜIT業界なのか?
  • なぜその企業なのか?
  • 自分の強みと企業のニーズは?
  • 入社後の展望は?

一つずつ、見ていきましょう。

STEP

IT業界を志望する理由を明確にする

志望動機の土台となるのは、なぜIT業界を選んだのかという理由です。

ここが曖昧だと説得力が生まれません。採用担当者は「IT業界じゃなくても良いのでは?」と感じてしまいます。

IT業界を志望する理由を明確にするには、具体的なきっかけを振り返ることが大切です。前職でシステム導入に関わり業務効率化の効果を実感した、プログラミングを独学して問題解決の面白さに気づいたなど、実体験に基づく理由が最も説得力があります。

また、IT業界の中でも「なぜその職種なのか」まで掘り下げましょう。システムエンジニアなら顧客の課題を解決する仕事に魅力を感じた、プログラマーならコードを書いて形にする作業に没頭できると感じたなど、職種選択の理由も明確にします。実体験と職種の特性を結びつけることで、本気度が伝わります。

【IT業界を選んだ理由の例】

  • 前職で業務システムの改善提案をした際、ITの力で業務が劇的に変わる様子を目の当たりにし、自分も開発側で貢献したいと思った
  • 趣味でプログラミングを学び始め、自分でWebサイトを作った時の達成感から、これを仕事にしたいと強く感じた
  • IT業界は技術革新が続いており、常に学び続けられる環境に魅力を感じた
STEP

その企業を選んだ理由を具体的に述べる

次に「なぜその企業なのか」を具体化します。

これが最も差別化できるポイントです。どの企業にも当てはまる内容では、採用担当者の心に響きません。

企業を選んだ理由を具体的にするには、徹底的な企業研究が必要です。企業の事業内容、提供しているサービス、技術スタック、企業理念、教育制度などを調べ、自分が共感したポイントを見つけます。

例えば、「御社が開発している○○というサービスは、△△という課題を解決しており、社会貢献性の高さに魅力を感じました」など、その企業ならではの特徴に触れることが重要です。また、未経験者向けの教育制度がある場合は、「御社の充実した研修制度を活用し、早期に戦力となれるよう成長したい」という姿勢も好印象です。

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調べるべき項目志望動機への活用例
事業内容・サービス御社の○○サービスは△△を解決しており、社会貢献性に共感
技術スタック最新技術○○を積極的に導入している点に魅力
企業理念・ビジョン「××」という理念に共感し、実現に貢献したい
教育制度未経験者向けの研修制度を活用して成長したい
STEP

自分の強みと企業の求める人材を結びつける

企業を選んだ理由が固まったら、次は自分の強みをアピールします。

ただし、単に強みを列挙するだけでは不十分です。企業が求める人材像と自分の強みを結びつけることが重要です。

まず、求人票や企業サイトから「求める人物像」を把握します。論理的思考力、コミュニケーション能力、課題解決力、学習意欲など、企業が重視しているスキルを確認しましょう。次に、前職での経験から自分の強みを洗い出します。営業職なら顧客ニーズを引き出すヒアリング力、事務職なら正確性と効率化への意識、接客業ならユーザー目線での課題発見力など、IT業界でも活かせるスキルは必ずあります。そして、自分の強みと企業が求めるスキルを具体的なエピソードで結びつけて伝えましょう。

【強みを結びつける例】

  • 営業経験 → 顧客の課題からの最適な提案は、要件定義で顧客のニーズを引き出す力に直結する
  • 事務経験 → Excelマクロでの業務自動化経験は、プログラミングへの適性と効率化意識を示せる
  • 接客経験 → ユーザーの声からの改善点発見は、UI/UX改善やサービス向上に活かせる
STEP

社後の展望と貢献できることを伝える

最後は、入社後の展望と企業への貢献を具体的に示します。

このステップで、「この人は長期的に働いてくれる」「戦力になってくれる」という印象をアピールしましょう。

入社後の展望では、短期・中期・長期の目標を明確にします。例えば、「入社後1年でプログラミングの基礎を固め、独り立ちを目指します。3年後にはチームの一員として開発業務を担当し、5年後にはリーダーとしてプロジェクトを牽引できるエンジニアになりたいです」といった具体的な目標を伝えましょう。

また、企業への貢献も忘れずに盛り込みます。「前職で培った○○のスキルを活かし、御社の△△プロジェクトに貢献したい」など、自分が企業にもたらす価値を明確にします。

【入社後の展望を示す例】

  • 入社後1年で基礎技術を習得し、小規模な案件を担当できるレベルを目指す
  • 3年後にはチームリーダーとして複数メンバーをまとめ、プロジェクトを推進する
  • 5年後には上流工程を担当し、顧客との折衝や要件定義ができるエンジニアになる

3. 【職種別】IT業界未経験者の志望動機 例文9選

IT業界には、多様な職種があります。

そして、それぞれ求められるスキルや適性が異なります。

そのため、志望動機もその職種の特性に合わせて書く必要があります。ここでは未経験者でも目指しやすい9つの職種について、具体的な例文を紹介します。

職種別:IT業界未経験者の志望動機 例文

  • システムエンジニア(SE)の志望動機例文
  • プログラマー(PG)の志望動機例文
  • Webエンジニアの志望動機例文
  • ネットワークエンジニアの志望動機例文
  • サーバーエンジニアの志望動機例文
  • データベースエンジニアの志望動機例文
  • IT営業・ITコンサルタントの志望動機例文
  • Webマーケターの志望動機例文
  • QAエンジニアの志望動機例文

一つずつ見ていきましょう。(▲▼で開閉します)

①システムエンジニア(SE)の志望動機例文

私は顧客の課題を解決するシステム開発に携わりたいと考え、システムエンジニアを志望します。前職の営業職では、顧客のニーズをヒアリングし最適な提案を行ってきました。特に業務システム導入の提案では、顧客の業務フローを分析し改善案を提示した結果、業務効率が30%向上しました。この経験から、ITの力で課題を解決する仕事に強い興味を持ちました。

御社は金融業界向けのシステム開発に強みを持ち、顧客に寄り添った提案力を重視されている点に魅力を感じました。前職で培ったヒアリング力と課題分析力を活かし、顧客の潜在ニーズを引き出せるSEを目指します。現在は基本情報技術者試験の取得に向けて学習中です。

②プログラマー(PG)の志望動機例文

私はプログラミングでサービスを形にする仕事に魅力を感じ、プログラマーを志望します。独学でPythonを学び始め、簡単なWebアプリを作成した際、コードが動いた瞬間の達成感が忘れられません。試行錯誤しながら問題を解決していくプロセスに、強いやりがいを感じました。

御社は自社サービスの開発を行っており、エンジニアが企画段階から関わる環境に惹かれました。私の強みは粘り強く学び続ける姿勢です。前職の事務職では、業務効率化のためにExcelマクロを独学で習得し、月間作業時間を20時間削減しました。現在はJava Silverの資格取得に向けて学習中です。入社後は着実にスキルを磨き、チーム開発に貢献できるエンジニアを目指します。

③Webエンジニアの志望動機例文

私はユーザーに直接価値を届けるWebサービス開発に携わりたいと考え、Webエンジニアを志望します。前職のECサイト運営では、ユーザーの声を基にサイト改善を提案し、購入率を15%向上させました。この経験から、ユーザー体験を向上させる仕事に強い関心を持ちました。

御社が開発する○○サービスは、UI/UXにこだわり、ユーザー目線での改善を重視されている点に共感しました。前職で培ったユーザー視点での課題発見力を活かせると考えています。現在はHTML、CSS、JavaScriptを学習し、ポートフォリオサイトを作成中です。入社後は最新技術を積極的に学び、使いやすいWebサービスの開発に貢献したいです。

④ネットワークエンジニアの志望動機例文

私は企業のITインフラを支えるネットワークエンジニアを志望します。前職の店舗管理業務で、ネットワークトラブルが発生した際、原因を切り分けて復旧対応を行いました。この経験から、安定したインフラを構築・運用する仕事に興味を持ちました。

御社は大規模ネットワークの構築実績が豊富で、未経験者向けの研修制度が充実している点に魅力を感じました。私の強みは冷静な判断力と問題解決力です。前職では突発的なトラブルにも落ち着いて対処し、被害を最小限に抑えてきました。現在はCCNAの取得に向けて学習中です。入社後は基礎から着実に技術を習得し、安定したネットワーク環境の構築に貢献したいです。

⑤サーバーエンジニアの志望動機例文

私はサービスの基盤を支えるサーバーエンジニアを志望します。前職の事務職では、社内サーバーの管理補助を担当し、定期的なバックアップやログ確認を行っていました。システムが安定稼働することの重要性を実感し、インフラエンジニアを目指すようになりました。

御社はクラウドインフラの構築・運用に強みを持ち、AWSやAzureなど最新技術を積極的に導入されている点に魅力を感じました。私の強みは正確性と継続力です。前職では毎日の定型業務をミスなく遂行し、5年間無事故を達成しました。現在はLinuxの学習とAWS認定資格の取得に向けて準備中です。入社後は安定したサーバー環境の構築・運用に貢献したいです。

⑥データベースエンジニアの志望動機例文

私は企業の重要なデータを管理するデータベースエンジニアを志望します。前職の経理職では、大量の財務データを管理し、必要な情報を迅速に抽出する業務を担当していました。データの正確性と効率的な管理の重要性を実感し、データベース分野に興味を持ちました。

御社は大規模データベースの設計・運用実績が豊富で、金融系システムなど高い信頼性が求められるプロジェクトに携わっている点に魅力を感じました。私の強みは細部まで注意を払う正確性と分析力です。現在はSQLの学習とデータベーススペシャリスト試験の準備を進めています。入社後は正確なデータ管理と最適なデータベース設計に貢献したいです。

⑦IT営業・ITコンサルタントの志望動機例文

私は顧客の課題をITで解決するIT営業を志望します。前職の法人営業では、顧客の潜在ニーズを引き出し、最適なソリューションを提案してきました。特にIT導入の提案では、顧客の業務課題を深掘りし、システム活用による改善策を提示した結果、受注率が40%向上しました。

御社はSaaS製品の販売に強みを持ち、単なる製品販売ではなく顧客の課題解決を重視されている点に共感しました。前職で培った提案力とヒアリング力を活かし、顧客に寄り添った営業を実践したいです。現在はITパスポートの取得に向けて学習し、IT知識の基礎を固めています。入社後は技術理解を深めながら、顧客満足度向上に貢献します。

⑧Webマーケターの志望動機例文

私はデータ分析を基にしたWebマーケティングに携わりたいと考え、Webマーケターを志望します。前職のEC運営では、Google Analyticsでユーザーデータを分析し、改善施策を実施してきました。A/Bテストでページ構成を最適化した結果、コンバージョン率が25%向上しました。

御社は自社メディアを複数運営しており、データドリブンなマーケティングを重視されている点に魅力を感じました。私の強みは数字を基にした仮説検証力です。前職では施策の効果を定量的に測定し、PDCAサイクルを回してきました。現在はGoogleアナリティクス個人認定資格の取得に向けて学習中です。入社後はデータ分析力を活かし、成果につながる施策を提案します。

⑨QAエンジニアの志望動機例文

私は製品の品質を守るQAエンジニアを志望します。前職の製造業では、品質管理部門で製品の検査業務を担当していました。細かな不具合を見逃さず、出荷前に問題を発見することで、クレーム発生率を30%削減しました。この経験から、品質保証の重要性を実感しました。

御社は品質管理に力を入れており、QAチームが開発初期段階から関わる体制に魅力を感じました。私の強みは細部まで注意を払う観察力と、問題を見逃さない責任感です。前職では5年間、検査業務で重大な見逃しゼロを達成しました。現在はソフトウェアテストの基礎とJSTQB資格の取得に向けて学習中です。入社後は確かな品質を支えるQAエンジニアを目指します。

4. 【パターン別】IT業界未経験者の志望動機 例文6選

IT業界未経験に、前職以外にも、いろいろなパターンがあります。

たとえば、年齢や経歴です。

第二新卒なのか?30代での転職なのか?異業種からのキャリアチェンジなのか?など、です。その際、アピールすべきポイントも変わってきます。

ここでは代表的な6つのパターンを例にして、志望動機の例文をご紹介します。

パターン別:例文6選

  • 第二新卒・20代前半の志望動機例文
  • 異業種から転職する場合の志望動機例文
  • 異職種へキャリアチェンジする場合の志望動機例文
  • 30代で未経験転職する場合の志望動機例文
  • 文系出身者の志望動機例文
  • 営業職からエンジニアへ転職する場合の志望動機例文

一つずつ見ていきましょう。(▲▼で開閉します)

①第二新卒・20代前半の志望動機例文

私は新卒でメーカーの事務職として入社し、データ入力や報告業務に携わる中で、業務効率化に強い関心を持つようになりました。特にRPAツールを導入した際、システムが人の作業を支える様子に感動し、自分も開発側として関わりたいと思いました。

御社は企業の業務システムを一気通貫で開発しており、ユーザーにとって本当に意味のある仕組みを追求されている点に魅力を感じました。私は前職で課題を見つけ、改善提案を続けてきた経験があります。技術面はまだ学習中ですが、実務でも主体的に取り組み、御社の一員として貢献できるよう努力します。現在は基本情報技術者試験の取得に向けて学習中です。

②異業種から転職の志望動機例文

私は前職のアパレル業界で接客販売に従事し、お客様のニーズに応じた提案やレイアウト改善に取り組んできました。業務の中でECサイトや在庫管理システムを使う機会が多く、UIの改善や機能追加によって顧客満足度が大きく変わることに気づき、仕組みをつくる側に立ちたいと考えました。

御社は自社サービスのUI/UX改善に注力されており、ユーザー目線を大切にした開発を行っている点に深く共感しています。私は販売職で培った使う人の立場で考える力を活かし、ユーザーにとって本当に価値ある機能を提供できるエンジニアを目指します。現在は独学でHTML、CSS、JavaScriptを学習中です。

③異職種へキャリアチェンジの志望動機例文

私はこれまで人材業界で法人営業を担当し、採用課題を抱える企業への提案活動に従事してきました。その中で、ITを活用したサービスによって限られたリソースでも大きな価値提供が可能になることを体感し、テクノロジーの力に強く惹かれるようになりました。

御社はSaaSプロダクトを通じて中小企業の業務効率化を支援しており、現場目線での課題解決にこだわってサービス開発をされている点に共感しました。営業経験を活かし、ユーザーの声を拾い上げる力や部門を横断した調整力を発揮して、御社のプロダクト価値をさらに高める役割を担いたいです。未経験領域も多いですが、スピード感を持ってキャッチアップします。

④30代での未経験転職・志望動機例文

私は前職で10年間、製造業の生産管理を担当してきました。生産計画の最適化やトラブル対応を通じて、システムによる業務効率化の重要性を実感しました。特に生産管理システムの改修プロジェクトに関わった際、ITの力で業務が劇的に改善される様子を目の当たりにし、開発側で貢献したいと強く思いました。

御社は製造業向けのシステム開発に強みを持ち、現場の課題を深く理解した上で開発を進めている点に魅力を感じました。私は10年間の製造現場経験から、業務の課題と改善ポイントを的確に把握できます。この知識を活かし、現場に寄り添ったシステム開発に貢献したいです。現在は基本情報技術者試験とJavaの学習を進めています。

⑤文系出身者の志望動機例文

私は大学で経営学を専攻し、企業の業務効率化やDX推進について学んできました。ゼミでは地域企業のIT導入支援プロジェクトに参加し、システム導入によって業務が改善される様子を間近で見て、IT業界で働きたいと考えるようになりました。

御社は中小企業向けのITコンサルティングとシステム開発を行っており、顧客の課題に寄り添った提案力を重視されている点に魅力を感じました。文系出身ですが、大学時代にプログラミングの授業を受講し、独学でPythonとSQLの学習を続けています。論理的思考力とコミュニケーション能力を活かし、顧客とエンジニアをつなぐ役割を担いたいです。現在はITパスポートとJava Silverの取得を目指しています。

⑥営業職からエンジニアへ転職・志望動機例文

私は5年間、SaaS製品の営業として顧客の課題解決に取り組んできました。顧客からの機能改善要望をエンジニアに伝える中で、開発プロセスに強い関心を持ち、自分も開発側で直接価値を生み出したいと考えるようになりました。特に顧客の声を反映した機能が実装され、満足度が向上した経験が転機となりました。

御社は顧客フィードバックを重視した開発体制を持ち、営業とエンジニアが密に連携している点に魅力を感じました。営業経験で培った顧客視点と課題発見力を活かし、ユーザーにとって本当に必要な機能を開発できるエンジニアを目指します。現在はRubyとRuby on Railsを学習し、簡単なWebアプリを作成中です。

5. IT業界未経験者の志望動機 例文|アピールすべき5つのポイント

IT業界未経験者は、実務経験がない分、他の要素で自分の価値を証明する必要があります。

なぜなら、採用担当者は「この人は本当に成長できるのか?」「すぐに辞めないか?」を見極めようとしているから、です。

そこで、この章では、未経験者が志望動機で必ずアピールすべき5つのポイントを解説します。

この章で分かること
  • 現在の学習状況と取得予定の資格
  • 論理的思考力を示す具体的なエピソード
  • コミュニケーション能力の実例
  • 継続力と忍耐力を証明する経験
  • IT業界で求められるスキルと自分の適性

一つずつ見ていきましょう。

①現在の学習状況と取得予定の資格

未経験者が最もアピールすべきこと。それは、現在の学習状況です。

採用担当者は「本気でIT業界に入りたいのか」を見極めようとしているから、です。なので、『独学でプログラミングを学んでいる』『資格取得に向けて勉強している』『オンラインスクールで学習中』など、とにかく具体的な行動を示すことが、とても重要になります。

そのなかでも、特に効果的なのは、学習の進捗を数字で示すことです。たとえば

アピールしたい数値例

  • 「3ヶ月前からPythonを学習し、すでに簡単なスクレイピングツールを作成しました」
  • 「毎日2時間、基本情報技術者試験の勉強を続けており、来月受験予定です」

など、具体的に伝えられると効果的です。

また、ポートフォリオがあると説得力が格段に上がります。

【アピールできる学習内容の例】

スクロールできます
学習内容具体的なアピール方法
プログラミング言語Python・Java・JavaScriptを○ヶ月学習、簡単なアプリを作成
資格取得基本情報技術者・CCNA・Java Silverを○月受験予定
ポートフォリオGitHubで公開、個人サイト作成、技術ブログ執筆

②論理的思考力を示す具体的なエピソード

IT業界では論理的思考力が不可欠です。

そのため、プログラミング以外にも、システム設計、トラブルシューティング、プロジェクト管理など、あらゆる場面で論理的に考える力が求められます。

未経験者はこの能力を前職の経験で証明する必要がある。

論理的思考力をアピールするには、問題解決のプロセスを具体的に説明することが効果的です。

たとえば

「前職で売上が低迷していた際、データを分析して原因を特定し、施策を実行した結果、売上が20%向上しました」という流れです。このような、問題発見→原因分析→対策立案→実行→結果というプロセスを示しましょう。

問題発見→

原因分析→

対策立案→

実行→結果

また、複雑な情報を整理して説明した経験、マニュアルを作成して業務を標準化した経験、Excelで関数を組んで業務を効率化した経験なども、論理的思考力の証明になります。

前職での具体的なエピソードを1つ用意しておくと、面接でも自信を持って答えられます。

③コミュニケーション能力の実例

IT業界は技術職というイメージが強いです。

が、実際にはコミュニケーション能力も非常に重要です。なぜなら、システムエンジニアは顧客とのやり取りが多く、プログラマーもチーム開発では密な連携が必要だから、です。とくに、インフラエンジニアも障害対応時には、関係部署とも協力する必要があります。

コミュニケーション能力をアピールするには、具体的な成果とセットで伝えることが大切です。「営業職で顧客の潜在ニーズを引き出し、受注率を30%向上させました」「チームリーダーとして5名をまとめ、プロジェクトを予定より1ヶ月早く完了させました」など、結果を数字で示しましょう。

また、技術的な内容を非エンジニアにも分かりやすく説明する力も評価されます。

専門知識を持たない人への説明経験、マニュアル作成経験は、積極的にアピールしましょう。

④継続力と忍耐力を証明する経験

IT業界は技術の進化が速く、継続的な学習が必須です。

また、プログラミングやインフラ構築は地道な作業が多く、エラーと向き合いながら粘り強く問題を解決する忍耐力が求められます。

そのため、採用担当者は「この人は継続して学び続けられるか」を重視します。

継続力は、長期間取り組んできた活動を具体的に示すことが、アピールのコツです。たとえば

継続アピールの例

  • 「3年間、毎朝30分の英語学習を続け、TOEIC800点を取得しました」
  • 「5年間、業務改善提案を月1回提出し続け、合計30件が採用されました」

など、コツコツ継続した結果を数伝えましょう。

また、困難を乗り越えた経験も強いアピールになります。

「複雑なExcelマクロの作成で何度もエラーが出ましたが、試行錯誤を重ねて完成させ、業務時間を50%削減しました」といった形で、諦めずに取り組んだエピソードを用意しておきましょう。

⑤IT業界で求められるスキルと自分の適性

IT業界で求められるスキルは職種によって異なります。

が、共通して重視されるのは論理的思考力、問題解決力、学習意欲、コミュニケーション能力、そして細部への注意力です。

具体的な行動で、本気度が伝える必要があります。

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前職の経験IT業界で活かせるポイント
営業職顧客ニーズのヒアリング力→SE・IT営業
事務職Excel関数・マクロ活用→PG・データ分析
接客業ユーザー目線での課題発見→Webエンジニア
製造業品質管理・テスト業務→QAエンジニア

例えば、事務職で正確性を求められる業務を担当していた経験は、プログラマーやQAエンジニアの適性を示せます。営業職で顧客の課題を引き出していた経験は、システムエンジニアやITコンサルタントの適性を証明できます。接客業でユーザーの声を聞いていた経験は、Webエンジニアやマーケターの適性をアピールできます。

6. IT業界未経験者の志望動機 例文・NG例3選

志望動機では伝えるべき内容と同じくらい、避けるべき表現も重要です。

事前に、NG例を知っておけば、採用担当者にネガティブな印象を与えずに済みます。

そこで、ここでは代表的な3つのNG例と、その改善ポイントを解説します。

①【NG例1】「手に職をつけたい」など自分本位な志望動機

【NG例文】

 「私は手に職をつけて安定したキャリアを築きたいと考え、IT業界を志望します。IT業界は将来性があり、スキルを身につければ転職もしやすいと聞きました。御社で技術を学び、エンジニアとして成長したいです。」

この志望動機がNGな理由は、完全に自分の利益だけを考えている点です。

「手に職をつけたい」「転職しやすい」という表現は、スキルを身につけたらすぐに転職するのではないかと採用担当者に懸念させます。企業は人材育成に多くのコストをかけるため、長期的に貢献してくれる人材を求めています。

このケースでの改善点は、企業への貢献を前面に出すことが重要です。企業にとってのメリットを明確に示すこと。そして、自分の成長と企業への貢献を両立させた表現にすることで、好印象を与えられます。

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【改善例】「私は御社の○○プロジェクトに貢献したいと考え、システムエンジニアを志望します。技術を習得しながら、顧客の課題解決に取り組み、御社のサービス価値向上に尽力したいです。」

②【NG例2】給与・待遇面ばかりを強調する志望動機

【NG例文】

「IT業界は給与水準が高く、リモートワークも可能な点に魅力を感じました。御社は福利厚生が充実しており、ワークライフバランスを重視されている点が志望理由です。働きやすい環境で長く働きたいと考えています。」

この志望動機がNGな理由は、待遇面だけを志望理由にしている点です。

給与や福利厚生は確かに重要ですが、それを前面に出すと「条件が良ければどこでもいいのでは?」と思われます。また、より良い条件の企業が見つかればすぐに転職するのではないかという懸念も生まれます。

改善するには、仕事内容や企業のビジョンを志望理由の中心に据えることが大切です。

⬇︎

【改善例】

「御社が開発する○○サービスは、△△という社会課題の解決に貢献しており、その理念に深く共感しました。充実した研修制度を活用して技術を習得し、サービスの価値向上に貢献したいです。」

③【NG例3】抽象的で具体性に欠ける志望動機

【NG例文】

「私はIT業界の将来性に魅力を感じ、エンジニアを志望します。IT技術は今後ますます発展していくと思います。御社は業界でも有名な企業であり、成長できる環境があると感じました。入社後は一生懸命頑張りたいです。」

この志望動機がNGな理由。それは、どの企業にも当てはまる抽象的な内容だから、です。

たとえば、「将来性がある」「有名な企業」「成長できる環境」といった表現には、具体性がありません。つまり、本気度が伝わらないのです。また、「一生懸命頑張る」という表現も、具体的に何をするのかが不明確です。

そこで、具体的なエピソードと企業独自の特徴を盛り込むこと、が改善のポイントです。なぜ、IT業界を選んだのかのきっかけ、なぜその企業なのかの理由、入社後に何をしたいのかを具体的に示しましょう。さらに、数字や固有名詞を使うことで、説得力が格段に上がります。

⬇︎

【改善例】

「前職で業務システムの導入に関わり、IT の力で業務が劇的に改善される様子を目の当たりにしました。御社は金融業界向けシステムに強みを持ち、顧客の課題に寄り添った開発を重視されている点に魅力を感じました。3年後にはチームリーダーとして、顧客満足度の高いシステム開発に貢献したいです。」

7. IT業界未経験者の志望動機 例文・よくある質問

志望動機を書類で提出した後、面接では必ず深掘りされます。採用担当者は志望動機の確認ではなく、その背景や本気度を探っているから、です。

そこで、この章では、未経験者が面接で必ず聞かれる5つの質問と、その回答例を紹介します。

事前に回答を準備しておくことで、面接で自信を持って答えられます。

①「なぜIT業界を選んだのですか?」への回答例

採用担当者は「本当にIT業界で働きたいのか」「一時的な興味ではないか」を見極めようとしています。抽象的な理由では説得力がないため、具体的なきっかけを示すことが重要になります。

そこで回答のポイントは、実体験に基づいたエピソードを語ることです。

【回答例】 「前職の営業職で、顧客の業務効率化のためにシステム導入を提案する機会がありました。導入後、顧客の業務が劇的に改善され、感謝される姿を見て、ITの力で課題を解決する仕事に強い魅力を感じました。その後、独学でプログラミングを学び始め、自分でも簡単なツールを作成したところ、問題解決の面白さに気づきました。この経験から、IT業界で働きたいと確信しました。」

②「未経験ですが、どのように勉強していますか?」への回答例

この質問で採用担当者が確認したいのは、本気度と自己学習能力です。

「入社してから学ぶ」ではなく、すでに行動を起こしているかが評価のポイントです。具体的な学習内容と進捗を数字で示しましょう。

回答のポイントは、学習方法、学習期間、現在のレベル、今後の計画を具体的に伝えることです。

【回答例】 「3ヶ月前からProgateとUdemyでPythonの学習を始めました。毎日2時間の学習を継続し、現在は簡単なスクレイピングツールやToDoアプリを作成できるレベルです。GitHubにコードを公開して、他の学習者からフィードバックをもらいながら改善しています。また、基本情報技術者試験を来月受験予定で、過去問を繰り返し解いています。入社までにJava Silverも取得し、実務で即戦力となれるよう準備を進めています。」

③「5年後、どうなっていたいですか?」への回答例

この質問の意図は、キャリアビジョンの明確さと長期的に働く意欲です。

「特に考えていない」「分からない」という回答では、計画性がなく早期離職のリスクがあると判断されます。そのため、具体的な目標を段階的に示すことが重要です。

回答のポイントは、短期・中期・長期の目標を明確にすることです。

【回答例】 「まず1年後には基礎技術を習得し、チームの一員として開発業務を担当できるレベルを目指します。3年後にはプロジェクトの中核メンバーとして、設計から実装まで一貫して担当し、後輩の指導もできるエンジニアになりたいです。そして5年後には、チームリーダーとしてプロジェクト全体をマネジメントし、顧客との折衝や要件定義も担当できる上流工程のエンジニアを目指しています。御社で長期的にキャリアを積み、貢献し続けたいと考えています。」

④「前職の経験をどう活かせますか?」への回答例

この質問は、未経験でも活躍できるポテンシャルがあるか?を探っています。

なので、前職で培ったスキルを具体的なエピソードとともに、示すことが重要です。

回答のポイントは、前職の経験とIT業界の業務を具体的に結びつけることです。

【回答例】 「前職の営業では、顧客の潜在ニーズを引き出すヒアリング力を培いました。顧客が言葉にできない課題を深掘りし、最適な提案を行った結果、受注率を40%向上させました。この経験は、システムエンジニアとして顧客の要件を正確に把握し、本当に必要な機能を提案する業務に直結すると考えています。また、営業で培ったコミュニケーション能力を活かし、開発チームと顧客の橋渡し役としても貢献できます。」

⑤「なぜ当社を選んだのですか?」への回答例

この質問は、企業研究の深さと入社意欲を見ています。

なので、「IT業界で働ければどこでもいい」という姿勢では評価されません。その企業ならではの特徴を具体的に挙げ、なぜその企業でなければならないのかを明確に示す必要があります。

回答のポイントは、企業独自の強みや特徴に触れることです。

【回答例】 「御社を志望する理由は3つあります。1つ目は、金融業界向けシステム開発に特化しており、高度な技術力を持っている点です。2つ目は、未経験者向けの3ヶ月研修プログラムが充実しており、早期に戦力となれる環境がある点です。3つ目は、技術ブログを拝見し、最新技術への取り組みと社員の学習意欲の高さに惹かれました。私は長期的に技術を磨き、御社のプロジェクトに貢献したいと考えています。」

8. IT業界未経験者の志望動機 例文15選・まとめ

IT業界未経験者の志望動機で最も重要なのは、本気度を具体的に示すことです。

なぜなら、採用担当者は実務経験よりも、なぜIT業界を選んだのか?どう貢献できるのか?長く働く意欲があるのか?を見ているから、です。そのためには、本文でお伝えした4ステップで志望動機を組み立て、現在の学習状況を具体的に伝えましょう。

そして、なによりも、2030年まで79万人のIT人材不足が続きます。つまり、未経験者にもチャンスは十分にあります。

本記事の例文を参考に、あなただけの志望動機を作成し、IT業界への転職を成功させてください。

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